修理・故障

農業用薬剤散布車の排気管において、排気管の取り回しが不適切なため、エンジンからの振動を繰り返し受け続けると、排気管の取付けステーや排気管とマフラーの溶接部に亀裂が生じることがある。

そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂部分が破損し、最悪の場合、走行中、排気管又はマフラーが脱落するおそれがある。

スタータスイッチの防水対策が不適切なため、雨水が侵入し短絡することがある。

そのため、ブレーキペダルを踏み込むと、意図せずエンジンが始動するおそれがある。

農業用薬剤散布車の原動機において、正規品とは形状が異なる誤品（旧部品）のラジエータロアホースを組み付けたため、当該ホースが作業機駆動用ベルトに接触する場合がある。そのため、そのまま使用を続けるとホースが破損し冷却水が漏れて、最悪の場合、原動機がオーバーヒートするおそれがある。

燃料装置において、原動機にあるインジェクションポンプの燃料エア抜き用ホロースクリューからインジェクションノズルに配管されている燃料チューブが、アクセルワイヤーリンクベースと干渉し、そのままの状態で使用を続けると、当該燃料チューブが損傷し、燃料が漏れ、最悪の場合、火災になるおそれがある。

農業用薬剤散布車のかじ取り装置において、前輪操舵角測定用ポテンショメータのハーネスの配索が不適切なため、使用過程において、当該ハーネスが損傷する場合がある。そのため、４輪操舵時に後輪のかじ取り操作が適切に行なわれず、車両の操作性が損なわれるおそれがある。

走行クラッチ　ケースカバー交換